『夜のミッキー・マウス』を読む

サンデーソングブックを聞きながら。
メールでのリクエストを受け付けていない英断に敬意を表す。と、まあこんな小娘に敬ってもらったところで、たくろーさんは嬉しくなんともないとは思うのだけど。
さて、久々のレビュー、になっていないレビューですよ。
谷川俊太郎さんのです。

景色と同じで、詩もまた、それを実際に読んだ人にしか見えない何か、その人独自の感じ方が強く表われるものだと思ってます。本当は、どんなものも「そう」なので、同じ感じ方をするとか受けるとか、そう言うのはごく稀なことのように思ってみたり。
そうではなくて。
この文庫を読んで、ちょっと印象がかわりました。ぼやぼやっとした想像の中で谷川さんは人にとって重大で、社会にとって大きなことについて、戦争とか平和とか、そう言うものについての詩ばかりを書いているのかなー、と思っていたので。たまたま、私が読んだスタートがそう言うものが多かっただけだったのか、と思ったぐらいにして。でも、正直ちょっとびっくりしたもの事実で。
口に出して詠むのははばかられるけど「例のあの詩」はめっちゃ共感した。あたしにものがないのは残念ですが(笑)。
アトムの詩も出てくるのです、ちょうどラジオからアトムの子供が流れてきたよ。そんで、知りませんでしたが、アトムの歌は谷川さんが作詞されていたのですね。無知ですみません。
解説がまた秀逸だなーと思いましたよ。「秘密兵器 おでこ」っていう着想勝ちかな。谷川さんの詩になりたいと連なるあれこれを想像して笑いました。
良いものを読みました。おすすめです。

Monthly 2009.08


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