お出かけしてきました

近所のカレー屋さんで腹ごしらえをしてから、友人の運転する車で富山へ。
行き先は市民プラザと高志の国文学館。

まず、市民プラザで行われていた、デザイン展に行ってきました。
これまではウィングウイング高岡で行われていたのですが、今年は市民プラザに。
グラフィックだけでなく、建築やプロダクト、ファッションも対象になっている。
学生の作品もあって、毎年結構ボリュームがあったと思っていたのだけれど、
なんだか今年はあっさりしていたような?(気のせいかな)

賞を取った作品を眺めながら考えていたのは、いつかの公演で佐藤卓さんが描いていた「自転車のモデル」。
経済を後輪、文化を前輪、それをつなぐのはデザインで漕ぐのは人、デザインで経済を回し文化を先に進めるという構図。
高岡クラフト市場で見たあのびるだん和紙の「のれん」。
透かしの技術だろうか、多分簡単なものではないと思うのだけど、それを使って模様を描き出している。
(表現が稚拙ですみません....。円の中に高岡の町を地図に起こした線画がキーグラフィックだったのだけど、それをびるだん和紙ののれんに、その線画部分だけ紙を薄くして、描かれていて、ちょうど照明が当ててあって....というものが会場の入り口にかけられていたのです)
それが、なんていうか、デザイナの意向に応えて、職人の技が一歩進む、みたいな感覚に思えた。
元々ある技術がひとつ先へ押し進められているような感じ。
羽田さん(賞の受賞者)の仕事が「自転車のモデル」のひとつの形を表しているなあ、とか勝手に思って、
改めてすごいなあ、と思ったのです。

チリングスタイルをちょろっとのぞいて、高志の国文学館へ移動。初めて行った。
とはいえ、県内にゆかりのある文学作家さんでまともに知っているのは宮本さんぐらいで(苦笑)
漫画の方はまだ分かったけれども。
館内にはタッチパネルで所蔵作品が検索出来る端末とか、映像やアニメーションで解説をするものとか、お金かかってるなあとか、思いながら眺めつつ。
面白かったのは、県内で詠まれた万葉歌を紹介するブースで、天井から映される光を手に受けてスクリーンへ向かって放ると、スクリーンにその和歌が映し出されて音読が始まるという装置。和歌自体より装置がどんな風に働いているのかあれこれ実験して一緒に行った友人を苦笑させましたがね。(ということがあと2回ぐらいあった)
今後企画展とかもやるのかな、とか思ったけれどどうなのだろう。

降り出した雨に何となく気がそがれてそのまま帰路へ。
雪が降り出す前にいろいろ行ってきたいのだけれど、「まずはタイヤ交換かね」というところでオチがついたのでした。

Monthly 2012.11

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