『私とは何か -「個人」から「分人」へ』を読む

kindle2冊目。空白を満たしなさいを読むつもりが先にこっちを読んでしまった...

分人という考え方が、えらく自分の現状を分析するのに役立った。
本当の自分とか、ないと思うんだけど、じゃあでもなんとなく「装っている」自分とそうじゃない自分て何だろう？と考えることがあって。個人は分割可能な分人の集合体と考えると、矛盾と思っていたことも割と素直に受け止められる気がする。

また、他者との関わりの中でしか自分が存在し得ないということも、言われて理解はできたけど、腑に落ちきっていないところもあって、でも、これも分人と考えるとストンと落ち着く。