へこんだっていいじゃないか

よくまあ、こういうことを口にするんですが、凹むこと=自分の弱さ、のようで、本当はずっと「何事にも動じないクールな性格」に憧れていたりもしたんです。それが理想だと。でも現実はちょっとのことですぐ凹む(そしてちょっとのことで浮上する)、浮き沈みの激しさの方がむしろ本文という状態。

『レインツリーの国』を読んでいて、作者あとがきのなかで「立派で正しい人間煮慣れないのならば、間違って打ちのめされる人間になるしかない。少なくとも、間違って何も感じなくなるよりは、間違うたびに打ちのめされる人間でありたい」と、そんなような言葉があり、あー、そうかー、それでいいんだなー、って思った。
何も感じない方が、恐いね、自分が間違ったのに、打ちのめされもしないで「何か?」と言うような人にはなりたくない。間違えないことも無理だから、それを繕うのでなく、打ちのめされてあれ、と言う方が、まっとうな気がする。
強くあろう、とは思わない。けど、無理に矯めることもしない。自分で自分を嫌いにならないように、出来るかぎりまっすぐ。正しいと思うことは正しいと、間違ったことは素直に間違ったと、認めていられる自分でありたい。そう思います。

Monthly 2009.09

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