デザインのこと

デザインが主役になってはいけない。作ることが目的になってはいけない。
これから先、この2点だけは、変えない。戒めとして持っていく。
デザイナーズなんとかとか、デザイナが選んだ、とか、そういうことを価値にしない。
あたしはデザインされたものが好きです。知恵とウィットに富んだものが、深い思考とか素敵なアイデアが読み取れるものが好きです。そしてそれが社会になんらかの機能をもって佇むものならなお好きです。そうで無くても、人の生活の中にあってふっとそこにいる人に幸せを与えられるものが好きです。そういうものに価値があると信じているから、デザインされたものが好きなんです。そうじゃないものはたとえデザインと言われてもちょっとハテナなんです。
今、あたしには、周りのものがハテナだらけなんです。

そのハテナに手を染める自分を、食うために仕方ないのだから諦めて、思いを実現することは、食うための仕事をやりながら動けばいいじゃないの、とその人は言いました。ハテナを消すことを望んでいるのに、片方ではハテナを作れというのです。これは、深い深いジレンマです。私には、これを仕方ないと受け入れるしかないのでしょうか?
答えは決まっています。
リスペクトできないし幸せじゃない、そんなの。中途半端なハテナがまかり通ってしまったために今の現状があるんじゃないですか。
さて、けれど、この状態をいかにして打破するのか、具体的なことが言えません。アイデアもないのです。正論にあっさり言い負かされて、あたしはまた貝になるのです。いや、売り言葉に買い言葉でだったらやってやるわい見せてやろうじゃねーのとたんかきったあたしはバカだと思います。議論は平行線になるしかないことは目に見えているのに。おそらくその人はほくそ笑んでいるコトでしょう。本人は良いこと言ってやったと思っているでしょうが、ほくそ笑む、自分の思い通りになったのが嬉しいだけだとあえて言います。
あたしはその先をいく。
広い世界を見ろと言いながら、その実なにが見えていますか?
あたしがこんなことを言い出すとも思っていなかったハズなのに。
あたしは、今ある現状を否定してる。このままではダメと思っている。
ドネーションの意味は何か。もっとシビアだというコトだ。多くの賛同を得て、その人たちを満足させる。持続性がどうして大事なのか。大事と言っていてどうしてなにも続けずに新しいこと新しいコトなのか、理解できない。持続性が大事なのは、育てなくちゃいけないからだ。それを放棄して持続性などうたってみたところで何になる。会社に都合のいいコマを作ることが目的の教育ならそれは違う。
当初話したいことと論点がずれてきたのでこれにて打ち止め。

Monthly 2011.06

←背筋を伸ばせその他寝不足→
↑Page top| Blog topアーカイブ このブログを購読