『チョコレートビースト』を読む

こんなホストクラブがあれば良いのに?通いませんが。ありそうだけどねえ・・・。
前作『インディゴの夜』がわりかしヒットだったので、2作目も買ってみました。もう1作ハードカバーで出てるところをみると、わりかし売れているんでしょう。ホスト探偵団のシリーズです。
ホストと言っても、色物集団。カッコいいと言うより笑えるおばかさんたち。
アマゾンで調べてみたら、『モップガール』の加藤実秋。ほー。読んだ事ないけど、確かドラマになっていたはず(調べた。テレ朝で結構前に同題でやってたみたい)
ふ〜んです。アマゾンのレビューは少なめ。良くも悪くもそう言う評価なのでしょう。でも、創元推理文庫っていうと、本格!ってイメージが湧いてしまうので、それを期待して読むとちょっとがっくりするかも・・・。エンタテイメントです、推理ものと言うよりは。

主人公の晶さんが好きです。出版関係の同業者と共同経営でホストクラブを始めたら、なんだかあれこれトラブルに巻き込まれ、ホストの連中と一緒に事件を解決、とまあ、ありがちっちゃあ、ありがち。あっというどんでん返し、と言うのもないので、先が読めるのはある意味あたしには「読むのが楽」。
ただ、男の子たちがそれぞれに、おバカだけど自分なりの考えとか主義みたいのを持ってる、それが個性として色物の「イロ」に表現されているんだと思う。それを追っていくのが楽しい。
ちなみに、クラブindeigoのマネージャー憂夜さんは、やり過ぎだと思います・・・。説明とか展開が苦しくなりそうなとこ、全部彼まかせ(苦笑)さながらスーパーマンです。でも、彼が晶さんにくどくどお説教している場面が好きです。どっちかってと執事っぽい。晶さんは王道的に、トラブルに巻き込まれ、呼び込み、首を突っ込むタイプです。がんば。
色恋に発展しなさそうな雰囲気漂いまくってるのが、ある意味潔いかと。

Monthly 2009.04

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