くらやみにてらすもの

お昼ごろ聞いていたラジオで、詳しくは聞こえなかったけど、
「闇」の文字には「音」があるというのを発見したとき、人を闇から導くのは音楽なんじゃないかって思った、
というような話をしていて。
ひねくれ者なので、「音」は単純に漢字の音を表すだけだろうな、とか、
闇の中でも聴覚だけじゃなくて、触覚も嗅覚も効くぞ、とか、
考えてしまったわけだけど。
こういう発見は好きだと思う。

何より音楽に関わる人が、真摯に自分の音楽を追究してる姿勢が見えて、リスペクトなのでした。

もう少し、続きます。

「闇」は「暗」に置き換えられるらしく、
意味としては日を遮ってくらい状態のこと。
音という字の「日」にはどうも、おひさまの意味があるというわけではない模様。
自分の手元にある辞書を引いただけだから確約は出来ませんが。

そうでなくても。
闇にも暗いという漢字にも、形だけなら「日」とみえる字があって。
明るさの気配とか、それを切望する思いとか、受け取れる気がする。

光と闇なんて背中合わせだよね、きっとと思いつつ。

暗澹たる思いの中に、音や日や、わずかばかりでも救いがあると良いと思う。

Monthly 2012.04

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