『探偵伯爵と僕』を読む
読書メモばかりが続きますが、ええそうですよ、この週末読書オンリーで過ぎていってます。もう一冊読んでいるけど。
えーっと、森博嗣さんです。去年買ってて随分放置されてた一冊。ようやく読みました。
面白いじゃないか、もっと早く読めば良かった。
ま、そう言うこともある。
探偵伯爵の雰囲気があたしの中では江戸川乱歩の怪人20面相だった。何故だろうか。全身黒い衣装で顔が青白いとかそう言うところだろうか。明らかに怪しい人だ。
文庫版の?かどうかは分らないが、お笑い芸人アンガールズの田中さんが解説を書いている。おおむね同意。
以下はネタバレ注意ですぞ。
主人公は小学5年生の男の子。その子が探偵伯爵と出会い、自分自身も巻き込まれた事件を、夏休みの宿題の日記をワープロで書いたものが小説になっている。正確には最後の2ページによって「小説」であると知らされるわけだけど。
そういうところがすごい作家さんだと思う。
すごいな〜と思うから次々読んでしまう。そして、ここんところくに文章や考えを綴っていないことに愕然とするわけで。
人と話して議論出来る場が減ったのだから、せめて自分の中で議論しないとどんどん阿呆になっていく気が。
愚痴でした。たまに本当の意味で頭よい人を見ると自分の駄目さがにじみ出て焦るんです。中途半端なインテリだから。馬鹿にもなりきれないし、でも頭よくもないので、ついでに要領も悪いんだが。
むむ。精進しまーす。
Monthly 2010.02
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