『蒼空時雨』を読む
最近創刊されたらしい「メディアワークス文庫」というとこからでていて、えー、まあ、ジャケ買いです。ワカマツカオリさんだったから・・・。
や、アマゾンのおすすめ商品のところに入ってて、それもおそらく、有川さんの『シアター!』を持っています情報から同じ出版社つながりで表われたものだと思うのだけど。
まあ、いいや、なんでも。面白かったから。
あ、メディアワークスは角川系列みたいです。
話はそれますが、ものすごくマニアック?なことを言うと、文庫の「背」の装丁(デザイン)で一番好きなのはちくま文庫です。次が河出書房新社の文庫。次が講談社。次が角川文庫あたりでしょーか。それぞれの出版社によって色々とこだわりとかあるんだろうなあ、と思います。精査していないので、本当に「これが良い!」って言うのは難しいんですが、ちくま文庫はいかにも堅っ苦しいかんじの書体や装丁がなんかこういうの読んでいたら頭良さそうな感じがして、好きです。内容も割とコアにヒットする作品が多くて。よそでは書かないよな〜みたいな。講談社とかに関してはもう、見慣れた、がまず一番なんでしょうね。作者なのかジャンルによってなのか異なる装丁の色ももう作者のアイデンティティのひとつのような気さえしてくる。さらに脱線だが、講談社の文庫でひとつだけ残念だったのが、文字。大昔は少し丸みのある明朝っぽい文字だったと記憶しているのだが、それが、いつごろかな、今のカクカクの明朝に変わってしまった。どこがどうとは言えないのだけど、あまり好きではない。文字か大きくなったせいかな。変わらないなーと思うのは創元推理文庫。実際に変わっていないかは別ですが。文字がすこし小さめで行間も詰まっているのかな、取っ付きにくさが逆に好きなパターン。簡単に謎は解けないな、みたいに挑んでみたくなる感じ。
逆に、見慣れない新しい文庫の装丁は浮いているなあ、と感じます。ま、今回はアマゾンで買っているので、「背」を見てはいないのだけど。いや、ようするに、ださくてちょっと残念だったと言う話。見慣れてしまえばそれまでなのだろうけど。なんか、ちょっと、安っぽいのだもの・・・・・。まあ、文庫はそう言うものであろうと思うのだがしかし。こういう「手触り」とか大事だと思うのですよ、手に取るものであるかぎりは。
ええと、外身の話で突っ走ってしまいましたが、中身に関しては文句なしです。書いている方の地元愛が何となく感じられて、ふっと笑ってしまった。生きてきた道と恋の話。著者はおそらく男性だとおもうのだけど、やたらと「不妊」がとりだたされている気がして、そこは?だった。私よりひとつ年上。どういう感覚で取り上げたのかが少し気になる。なーんとなく、続きそうなのかなーという予感がしている。期待です。
Monthly 2010.02
←『探偵伯爵と僕』を読む|読書メモ
|ノー残業デー導入の噂→
↑Page top|
Blog top|アーカイブ