『海の都の物語2』を読む

ヴェネチアの歴史を経済や政治統治の方法から見た。面白いんだけど、なんか上手く説明出来ないや。
まさに、国家を「経営」するような昔のヴェネチア国民のやり方には、なるほどー、と思うことも多々ある。
全6巻なので、ようやく1/3。
ゆっくり読んで行こうと思います。

書き方が面白いのかな。
ヴェネツィアが国家経営から「宗教」を切り離そうと考えた時、宗教そのものを禁止するやり方でなく、信仰対象を「聖遺物」にしていったこと。聖人を信仰したりするよりよっぽど安全だった。なぜなら「もの」はそれを信じる人を「煽動」しないから。ここまで信仰を国の良いように使っているのはいっそ清々しいかなと。そのためには高いお金を払ってどこかから聖人の骨だのといった「聖遺物」を手に入れてくることも「安いもの」だ・・・とかなんとかいう書き方がおもしろい。
読んでるとますますヴェネツィアに行きたくなるな。

Monthly 2010.01

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