いらっとする

どこかのテレビ局が秋葉原の事件をうけて、ドラマの一話を放送中止にしたという。遺族の気持ちを考慮して、というのがその理由。
ご立派ですね。そして薄っぺら。

ナイフで殺された人の遺族は日本中にどれだけいると思う?そのひと達の痛みはそう簡単に癒えると思う?遺族の怒りが簡単に終わると思う?
それでなお人が刺されたり、轢かれたりするシーンを、ドラマを作ろうと思って、作ったのじゃないのか。
悲惨なシーンをあえてみせることで犯罪の抑止力になるとか、安易にそんな理由を付けてでも作ったんじゃないのか。
そんなことも考えないままものを作るのか。
メディアの意識なんかその程度のなら、遺族の気持ちを考慮なんて言葉を使うな。批判が怖いので放送を止めますってはっきり言えばいい。それが本音だろうに。

テレビなんて、所詮そんなものか、と諦めたくはないなあ、と思ってみたりするんだけど。

Monthly 2008.06

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