猫の話

猫はすべからく人の家で飼われるべきである、と言う話をちらっとしたかと思うのですが。
家畜としてイエネコにしてきた以上、野生種をのぞけばやっぱり「人の手」を入れる必要があると思うのですよ。
勝手に去勢させるのはかわいそうだとか、犬とちがって自由に生きる方が猫には性にあっているとか、そういう意見も確かにある。

ただ、猫の言い分が「聞けない」以上、人間が猫の「習性」を決めつけてしまうのはどうかと思うのですよ。
「自由に生きる」というけれど、猫が自由に闊歩出来る環境を人間側が作っているとは思えない。家の周りにネズミ駆除の毒を撒く、往来では車がびゅんびゅん走っている、猫にとっての危険があふれていると思うのですね。野良猫の糞や尿を畑に蒔かれてこまる農家だっている訳で。
生活環境が整った上で「自由に生きる」のが家畜であるイエネコの一番いい状態なんじゃないのかしら。
野良猫のたくましさとか、街でちょっと会う時の嬉しさももちろんあって、捨てがたいよなあ、と思うのだけど。
猫嫌いな人だっている、人間にいじめられる野良猫だっている。
互いに不利益になる状況を避けるためには、やっぱり「飼われる」方が良い。

で、こんな話を何故しているかというと・・・知人宅にいた野良猫一家がどうも、姿をくらませたらしく、全然見当たらないんですって(涙)。こんな事なら先週無理矢理でも連れてくるべきだったか・・・。悔やんでも遅いけど。

Monthly 2008.06

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