風が吹く

当たり前の事と思いがちな、「風」が起こる理由を紹介してました。あー、なるほど、なかんじ。
風は何処から生まれ何処へ吹いていくのか?

ちょっと違う話になりますが、差がなければ動きは生まれない、のだな、と。
例えば、何か均一なもの、温度が一緒の水は対流をしない、高低差がなければ水は流れない、ものも転がらない。
けれど、何かの「差」があると、とたんに動き出す。
では、何のために動くのか。
安定だと思う。水が対流する、混ざり合う事で温度は均一になる。差を無くそうと動くように思える。不安定から安定へ。そういう傾向がある、法則だろうか。なにか「決まり」めいたものがそこにある気がする。

ぐるぐると動き回るのが何のためなのか見失って、ぐるぐる動く事が目的に変わってしまっている。
そんな気がしている。
安定のために動き出したものが、一旦動き出したらその動きを止める事が出来なくなったり、動き回る事自体に意味を与えてしまったり。動き回る事でまた別の「差」を生み出して、またそれを「安定」に向かわせる動きが生まれる。
堂々巡りというか。でも、そういうものがあって世界は成り立っているようにも思う。
私がぐるぐる悩むのも同じだろうか。
楽になりたい、楽になりたいとおもって動き回り、結局ちっとも楽じゃない。こういうときの特効薬は楽になる事を、楽になりたいと思う事を放り出したり、諦めてしまう事。悩みまくっている事をよしとしてしまうこと。
実際は難しいけれど。

Monthly 2008.06

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