『ぐるりのこと』を読もう

またまた梨木香歩さんですが。買わなくて良い(おい)立ち読みで良いから、79ページを読んで欲しい(限定かよ)。とても、共感したから。

人間の雄は、そうか、無邪気に力に憧れる子供から、どん欲に力を欲しがる大人もすべて「男の子か!」ということに「ああ、それならしょうがない。」と容れてしまう、そこに打たれた(えらく限定的だけど)。この方の文章で地の文に「!」が出てくることは少ない(と思う、エッセイなら)どれほどの驚きか、感嘆か、ある種の諦めか。

それはそれとして、考える糸口と言うか、わたしがかつて考えたことが、また「どうして」と思っていたことに、道筋をたてて考えている人に触れて、何かが動いている。そして、ほんの少し、自分の中のいろいろな物を、否定しないで、見つめられる・・・ようになるといいなあ。ただ、その方法を少し、教わった気がする。


まだ、歩いていけるかなあ。

Monthly 2008.05

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